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フェルト作家Yurinokoのトナカイのイラスト

蒲郡のカフェ・スロースの読書会に参加しました。
コーヒーを飲みながら本の感想を言いあう会です。
お題の本は星野道夫さんの「旅をする木」
この本が大好きで10年前に買って以来何回も読み返しています。

アラスカに強く惹かれカメラをたずさえ現地に飛び、定住してしまった星野さん。
アラスカの美しく厳しい大自然の描写がみずみずしい文章で描かれ、
読んでいるとアラスカの風景が目の前に広がります。

「浅き川も深く渡れ」と小学生の卒業文集にも書かれたように
ひとつひとつの事柄をていねいに深く感じ、考察されていて、
生きることの本質がつまっています。
今の日本で大事とされている価値観がまるで書かれていません。
所有すること(お金・もの・etc)・生産性・合理性
学歴や良い会社に入る、または天職を見つけなければ…などなど

星野さんがアラスカに惹かれた理由のひとつに、
アラスカの原住民のことがあります。
アラスカにはエスキモーと海洋インディアンがおり、
つい100〜200年前まで古代と変わらぬ原始的な狩猟生活をおこなっていました。
原住民のひとたちの生活様式や自然を崇拝する信仰や
神話の世界に強く興味をもたれ、
それは星野さんの自然観や生死観と根っこが一緒のようです。

私も古代の人々の感覚にとても興味があり、最近アニミズムのことを調べています。
世界をどうとらえていたのか気になってしかたがありません。
星や太陽・木・岩・草など自然のものに精霊が宿るとして崇拝することを
アニミズムといいます。
そのアニミズムが進化し、先祖を祖霊(神)とし、それぞれの家系に動物や植物のシンボルを付け加えたのがトーテミズムといいます。
トーテムポールを築くインディアンのひとたちです。
どちらも仏教やキリスト教など一神教がうまれる前の土着的な原始宗教です。

長くなりそうなので続きはまた書きます!

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