ご無沙汰しております。
最近つくった金の羊です。
むかしは銀色派でしたが、最近は金色にも目覚めてきました。加齢かな?
ギリシャ神話に”黄金羊伝説”というのがあります。
若者が船に乗って黄金の羊をとりにコルキスという地に向かうというお話です。
紀元前・地中海の東海岸に住んでたフェニキア人が、
コルキス(コーカサス地方・ロシア)に良質の羊を持ち込んだそうです。
のちにギリシャ人がそれを発見し、
黄金羊伝説のもとになったと言われてます。
金色の羊がいたわけではなく、
質のよい白のウールタイプ(波打ったカール状の毛)の羊だそうです。
野生の羊は、黒や褐色などで真っすぐな毛のものが多かったのですが、
改良されて、淡い色や白色のウールタイプのものが出てきました。
羊は改良の歴史でもあります。
現代では完全に試験管の世界だと思います。
長い間、羊はお金と同様の価値があり豊かさの象徴でした。
なので、夢をたくして黄金の羊伝説をつくったのかもしれません。
それにしても星座といい、ギリシャの人は想像力がたくましいですね。